秘密の陰陽師 【肆】上




「はいはい全く手のかかるお姫様だこと」




そう言ってベットから降りてカーテンの外にトコトコと歩いていく音がした




私はチラッと布団から顔を出した




舜が周りにいないことを確認すると
綺麗に畳んでくれていた制服を一目散に着た




軽く髪を結び直してカーテンの外に出るとネクタイを結んでいる舜がいた




その姿でさえ絵になってて思わずドキッとした



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