秘密の陰陽師 【肆】上
第弐章
異変
次の日
私はいつものように舜と拓海と並んで登校した
いつもの朝なのに…なんだか嫌な感じがした
なんとなく、そんな気がしただけ
何も起こらなかったいいなぁ…
そう思っていると
「なんだか嫌な感じがするな」
隣にいた舜がボソッと言った
「私もそんな気がした」
私たち陰陽師の勘はよく当たる。
舜も感じてるってことはやっぱり何かあるのかな
「俺もやで…」
反対の隣で拓海もボソッと言った
「「拓海(お前)は嘘でしょ(だろ)」」
私と舜の声が重なって私たちは3人で笑いあった
何も起こりませんよに…そう願って