秘密の陰陽師 【肆】上




「新一年生はこれから…」




校長の長〜い話が始まってかれこれ15分は経つ




あまりにも長い話に私はウトウトしていた




意識がボーッと遠のいていくなか




「では、これで挨拶を終わります。
皆さん、どうぞ存分に交流を深めてくださいね」




そんな声が聞こえた




あ…やっと校長先生の話終わったんだ…




でもすっごく眠い




どうせ私なんかに話しかけて来る人はいないしバレないように寝よっと…




皆がそれぞれお目当ての人の所に移動するなか、私は体育館の端の壁側にもたれて少し睡眠をとることにした



< 60 / 226 >

この作品をシェア

pagetop