秘密の陰陽師 【肆】上
「まだそれは分かりません…
しかしロボットから吹き出された粉末は多分霊力封じのセアロマと呼ばれる粉です。それを被ってしまった陰陽師及び霊力を使える者は全ての力を無力化にされてしまうのです」
その言葉に私達は目を見開く
「セアロマ…てなんやそれ初めて聞いたわ」
「そんな物があるのになぜ俺たちは知らない?」
拓海と舜は悩んだ表情を見せる
「それが…まだ確かじゃない情報だがアメリカのどこかの研究所が最近になってセアロマの開発に成功したと聞いたことがある」
柊は手帳を見ながらそう話す
「「「「「アメリカ?!」」」」」
あまりの規模の大きさに私達は声を揃えた
普段はあまり表情を崩さない璃玖や舜も
さすがに驚いている