秘密の陰陽師 【肆】上
「つまり話をまとめるとさっきのロボットは人間に作られたもので俺たちが浴びた粉末はセアロマと呼ばれる霊力封じの粉で…それはアメリカで作られたって事か?」
お兄ちゃんはそう言うけど…
「そんなものが出回ってしまったらとんでも無いことになるじゃねえか…」
舜の言葉に皆が息を飲んだ
そう言われればそうだ…
もしそんな粉が本当に存在するなら私達陰陽師をはじめ霊力を使う全て人にとんでもない影響を与えてしまう
「何がどうなってこの学校にあのロボットが現れたんかも何もかも今はわからんっちゅうことやな…」
拓海は髪をクシャッと搔き上げる