秘密の陰陽師 【肆】上
葵side
「ふあーぁ…ねむ…」
うーんと伸びをしてベッドから降りる
時計を見ると7時を指していた
あれ…いつもより早い
目覚ましなしで起きれたのなんていつぶりだろう
リビングに降りて学校に行く準備をする
陰陽師本部から見回りを強化するようにと言われて今日の放課後は全員で見回りする事になった
準備が終わってインターホンが鳴り、扉を開けると舜しかいなかった
周りを見ても拓海がいる様子はない
「おはよう!拓海は??」
「はよ…寝坊だって」
拓海が寝坊なんて珍しいなぁ…
初めてじゃない?