☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

「え…、別にいじめてなんか…。」

先輩が焦って言う。


さっきと明らかに態度違う…。


「じゃぁ、俺の彼女。
可愛がってあげて下さいね?」

愁君が笑顔で言った。


「もっ…、もちろんっ!」

先輩は、顔を赤らめて笑顔で言った。


「……怖っ。」

この変わりように、思わず言ってしまった。

「正直に言っちゃダメだって。」

愁君が苦笑いで言った。


いや…、どっちみたいな…。

失礼ですよ?


「じゃぁ、持ち帰りー。」

愁君がそう言って私の腕を掴んだ。

「ありがとー。」


「もちろん。夢璃、可愛いもんねっ!」

愁君が言った。

意味が分かんないけど、いっか。


「好きー。」

「知ってるけど、俺も大好き。」

愁君が笑顔で言った。


< 103 / 247 >

この作品をシェア

pagetop