☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「嫌みかっ…!?」
俺は言った。
「…夢璃ー♪」
聞いてないのかよっ…!
夢璃に甘える愁二。
「聞けよっ!
そこの夢璃に抱きついてる奴っ!」
俺が指をさして言った。
「邪魔しないで下さいっ!」
「先輩だぞ、おいっ!」
俺が言う。
「智希先輩も早く彼女作ればいいのに。」
笑顔で愁二が言った。
「………おい。
智希さん、カチンときたよ?」
俺は言った。
誰のせいでこんなになってると…!?
「…はぁ。」
突然、ため息をついたと思ったら。
遥香が席を立った。
「遥香、どうしたの?」
夢璃が聞いた。
「…なんでもない。」
そう冷たく言って、教室を出て行った。
「………。」
夢璃が下を向いた。
可愛いね、本当。
「あんなの気にしないっ♪」
愁二が夢璃に抱きついて言った。
コイツは、無神経すぎるね。