☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
何回も、泣いて。壁にぶつかって。
何回も、諦めようと思った。
でも、好きで。やっぱり、好きで。
自分でも、あきれるぐらい
好きになっていて。
違う人を好きなのは分かってた。
私が映ってないのぐらい理解してた。
でも…。
理解してても、いざとなると苦しくて。
やっぱり、智希の目には
違う子が映っているんだって。
やっぱり、
私は映っていないんだって。
『好き』
そう言われた時。
色んな気持ちが溢れ出した。
今までの悲しみも。苦しみも。
その言葉で、喜びに変わった。
悲しみも苦しみも。
全部、思い出に変えられる。
好きな人の隣を歩いていける。
もう、それだけで幸せだよ。