☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

「………。」

夢璃が気づいてしゃがみ込んだ。

「夢璃?」

愁二が言う。


「もう、やだ~…。」

泣いてるよ…。


「夢璃、おいで?」

「…やだ。」

「やだじゃないし。」

愁二が夢璃の前にしゃがむ。


「はい、立って!」

愁二が夢璃の制服を直した。


塚さぁー、

「本当……、何してんの?」

俺が前に腕を組み言う。


「イチャイチャしてんの。」

馬鹿か、コイツは。


「智希先輩が待たせたからっ!
俺、早く帰りたいんですけどっ!!」

愁二が言った。


みんな同じ気持ちだよ、きっと。


「帰るかっ!」

遥香に言った。


遥香が黙って頷く。
かなりの衝撃を受けたらしい。


「俺らもいつかなるってっ!!」

かなりの冗談半分で言った。

< 128 / 247 >

この作品をシェア

pagetop