☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

「ありえないっ!よく平然と言えるわね。
気持ち悪いっ!」

遥香が言った。

「そこまで言うっ!?」

俺、彼氏でしょ?


「…ごめん。言い過ぎた…、かもね。」

かもね。


うん。

言い過ぎた…“かも”ね。←


そんな中。

「夢璃、ごめんってばっ!!」

愁二が必死に謝っている。

「やだっ…。恥ずかしいっ!
明日から学校、行けないもんっ!」

夢璃が半泣きで訴える。

俺らしか、見てないから大丈夫ですよー。


「じゃぁ、俺も学校行かないー。」

愁二が言った。

「それじゃあ、意味ないじゃんっ!」


「夢璃のいない学校つまんないし。
ごめんってばーっ!」


何、言ってんだか…。


「……ごめんね。」

「いいの、大好きだから!」


なにが、大好きだからいいんだよ…。


これは、かなりのバカップルだな。


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