☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「…いくらなんでも、
自分勝手過ぎるんじゃない?」

私は言った。

「…もう、飯作んないから。」

祐璃は、そう言って
リビングから出ようとする。

「ちゃんと、話聞いてっ!」

「だから。俺の事は、ほっといて。」

祐璃が、リビングから出る。

「やだ。ほっとけないっ!
夢璃の弟だからっ!」

私がそう言うと、祐璃が止まった。

「…もう、そういうのいらない。」

祐璃が言った。

そのまま、階段を上って行った。


「…なんで?」

なんで…、そんな冷たいの…?

「…分かんない。」

涙がでてきた。



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