☆甘えん坊な彼氏☆～夢璃は俺の～

――愁二――

「…なんで、アイツ怒ったの？」

俺は、言った。

「夢璃が、うるさいから？」

夢璃が俺を見上げて言う。

「…うるさいはずないし。
大丈夫だって。」

「…祐璃、意味分かんない。」

「ちゃんと、話し合わないと。ね？」

「…でも、話聞いてくれないっ。
俺の事は、ほっといてって言うし…。」

夢璃が言う。


ほっといて…？

「二階、行ってくる。」

俺は言った。

「行かなくていい…。」

夢璃が抱きついてくる。

「襲っていい…？」

「…………。」

夢璃が黙って離れる。

「…嘘。」

そう言って、夢璃にキスをした。

「……んんっ…。」

夢璃が声を漏らす。