☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「行ってくるからね。」

俺は言った。

「やだ。祐璃、また怒るよ。」

夢璃が心配そうに言う。

「怒らせないし。」

「…分かった。」

夢璃から、承知をもらい二階に上がる俺。


二階に上がると。

祐璃が、自分の部屋に入ろうとしていた。

「ねぇ。
…なに、夢璃泣かしてんの?」

「…愁二さん。」

祐璃が驚いて言った。

「やってくれるよね。」

「ちがっ…。
また、夢璃が勝手に呼んだんでしょ。

本当、アイツ…。はぁー…。」

祐璃がため息をつく。

「祐璃は、何が気に入らないわけ?」

俺は聞く。

「愁二さんには…、関、係ない…です。」

祐璃が言った。

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