☆甘えん坊な彼氏☆～夢璃は俺の～

祐璃が初めて、言い返した。

「関係なくない。」

俺は言った。

「俺の事は、ほっといて下さい。」

ほっといて、ほっといてって…。


「だからさ、何が気に入らないわけ？」

「…関係ない。」

「…関係あるって、言ってんじゃんっ。
夢璃は、俺の彼女。お前は、彼女の弟。

関係あるでしょ？」

「…はぁー…。」

祐璃がため息をついた。

なにコイツ。


「…言わなきゃ分かんないんだけど。」

俺は言った。

「…言えない。」

「は？」

「愁二さんには、言えません。」

「…ふーん。
じゃぁ、夢璃と話し合ってよ。」

俺が言う。

「…明日でいいですか？」

「…自分で決めろよ。
ちゃんと、夢璃の話聞いてやってね？」

「…本当、愁二さんって…。
夢璃、夢璃ですよね。」

祐璃が言った。