☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「今日、何曜日…。」

そう言って、携帯に手を伸ばした。

「……土曜日。」

……愁君を見た。

「…おはよ…。」

愁君が眠そうな顔をして言った。

「……起きたのですか。」

「……うんー。けど、眠い…。」

そう言って、愁君があくびをした。


「寝る…?」

「……今日、部活ー…。」

そう言って何故か、私を抱きしめてきた。

「部活なんだー。」

「…ん。夢璃と遊びたい…。」

愁君が眠そうな声で言う。

「うん…。
起きないとねっ!」

そう言って、起きあがろうとした時。


――グイっ


愁君に腕を引っ張られた。

「…わっ…。」

そのまま、ベッドに戻された私。

「…………。」

愁君が意地悪な笑顔で笑う。


< 175 / 247 >

この作品をシェア

pagetop