☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
……はいいいいー?

「…愁二と別れて。」

真っ直ぐな目で言われた私。


「…えっ!?ななっ…。」

私は言った。

真面目に言ってんの!?

唖然としていた。



「……まぬけな顔。
嘘に決まってんじゃん。」

そう言って、祐璃が笑う。


――ゴンっ

祐璃が頭をぶつけてきた。

「……いたっ…。」

「…遊び行って来よー。」

そう言って、祐璃が離れた。

「えー!!
夢璃、1人になるっ…!」

私が言った。

「…馬鹿。

俺は、夢璃が愁二の所に行ったら
いつも1人なんだけど。」

祐璃が口を尖らせて言う。

「……そうだよね。行ってらっしゃい。」

私は言った。

< 183 / 247 >

この作品をシェア

pagetop