☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
少し、赤くなってる智希を見て。
嬉しくなる。
「あっ!愁ニの彼女っ!?」
そう言ったのは、愁君と同い年の子。
何故か有名人な私。
「可愛いでしょっ♪」
私の後ろから、愁君が顔を出して言う。
「噂通り、可愛いっ!」
その子が、笑って言う。
なんか、恥ずかしいんですけど。
「俺が選んだ人だからね!」
愁君が自慢気に言う。
「…夢璃先輩っ!」
そう言ったのは、山口君。
「久しぶりだねっ!」
私が笑って言った。
「…お久しぶりですっ。」
山口君が笑う。
相変わらず、笑顔が可愛い。
「どいてどいてどいてー!」
愁君がそう言って、山口君をどける。