☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
知らなかった。
信じられなかった。
分かってなかった。
こんなに、美佳が
俺を好きでいてくれてることを。
愁二さんが
昨日、言ってた事を思い出した。
――祐璃の事を知るためだってー。
祐璃、自分の事
全然教えてくれないらしいね。
――だって、
アイツ自分の事ばっかり話すし。
なんで、兄ちゃんの家に行ってまで
俺の事を聞きに行くか。
少し考えれば分かるのに。
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