☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「夢璃。」
そう言って、キスをしてきた。
強く抱きしめられて。
ねぇ、愁君。
夢璃は。
「…どこにも行かないよ。
ずっと、愁君のそばにいる!」
私が笑って言った。
「……俺、心配で…。
いつか、
離れていっちゃうんじゃないかって。」
愁君が言う。
離れていかないよ。
離れるはずがない。
「愁君がずっと、そばに居てくれるなら。
大学なんて、行かなくてもいい。
勉強しないよ?」
私が笑って言う。