☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~






「夢璃。」





そう言って、キスをしてきた。

強く抱きしめられて。









ねぇ、愁君。


夢璃は。


「…どこにも行かないよ。
ずっと、愁君のそばにいる!」


私が笑って言った。



「……俺、心配で…。

いつか、
離れていっちゃうんじゃないかって。」


愁君が言う。


離れていかないよ。

離れるはずがない。


「愁君がずっと、そばに居てくれるなら。

大学なんて、行かなくてもいい。
勉強しないよ?」


私が笑って言う。

< 206 / 247 >

この作品をシェア

pagetop