☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
そういえば。
智希も髪をセットして、
遥香は化粧をしっかりしてる。
改めて、
卒業式なんだという感じがした。
「あ、先生が呼んでる。」
遥香が言った。
先生が卒業生を体育館に集めていた。
「行こうぜっ!」
智希が言う。
「うん。」
私が向かおうとした時。
「夢璃。」
愁君から、腕を掴まれた。
「きゃっ…。」
そのまま、引っ張られて。
愁君の腕の中。
「なっ…。」
「…やだ。」
いきなり愁君が言った。
「まだ、行かなくていいじゃんっ!」
愁君が膨れっ面で言う。
「でも…。」
呼んでますから…。