☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

「小山 遥香」

先生が言う。

「…はい。」


――――――――


遥香は、いつも私の事を心配してくれた。
なんでも言える友達だった。


入学式、眠くなっていた私。


「やだ。まじ、キモいんだけど。
ってか、起きなさいよ。」


そんな声がして、横を見た。


「ごめんね。うるさかった…?」


それが、遥香だった。


「ってか、コイツ寝てんだけど。
キモくないっ!?」

智希を指差して、
そんな事を言っていた遥香。


まさか、そんな2人が
結ばれるなんて思いもしなかった。


遥香は、出会った時から
大人っぽくて綺麗で。

とても、羨ましかった。

今も、それは変わらないよ。

< 230 / 247 >

この作品をシェア

pagetop