☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
――愁二――

「卒業式お疲れ様っ!」


帰り道。

夢璃が遅かったらしく。

おばさん達は、先に帰ったみたいだった。

だから、2人で帰っていた。

これも、今日で最後。


「ありがと。待たせて、ごめんね?」

夢璃が申し訳なさそうに言った。

「ううん。
最後だから、いいよ。」

この時、寂しい顔してたのかな…。


「最後じゃないよ。」

夢璃が笑顔で言った。


「今日の朝から、ずっと思ってた。

愁君と学校に行くのも最後。
こうやって、みんなと騒げるのも最後。

些細な事も、全部最後だと思ってた。」


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