☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「そうだけど。」
俺がそっけなく言った。
「そっ、そうなんだ…。」
「なに。だから?」
俺が冷たく言うと、どっかに行った。
「って、そんな事よりさっ!?」
俺がまた喋りだそうとした。
「お前、本当冷たいな…。
ってか、分かった分かったよっ!
とりあえず、落ち着こう!」
弘史の言葉にさえぎられた。
「夢璃の馬鹿ーー!!」
俺は叫んだ。
「馬鹿じゃないもんっ!」
言葉が返ってきた。
「……好きすぎて、
夢璃の声が聞こえるっ!」
空耳だ…!
「……いや、そこいますけど?」
弘史が指差して言った。
…………!!
「愁君の方が馬鹿ー!」
そう言って、舌を出した夢璃。
「馬鹿じゃないしっ!」
俺が言った。
「一緒に昼ご飯
食べようと思ったのにー。」