☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「愁二君の事よく分かってるのね。」
遥香が言った。
当たり前だよ。
こんなに一緒にいたんだから。
誰よりも一緒にいた。
「…アイツも困ったもんだな。」
戒斗が言った。
久美ちゃんの事だろう。
「…結局、夢璃の机を
隠しやがった馬鹿はどいつだよっ!」
智希が言う。
「そういえばそうね。」
「アイツじゃねぇの?」
戒斗は、泣いてる久美ちゃんを指差して言った。
「けど、久美ちゃん違うって…。」
「あんな奴が言う事、簡単に信じんなよ。」
戒斗が言った。
「でも、違ったから
あんなに怒ったんじゃないの?」
違うのに疑われたから、怒ってたんじゃないの。