☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「…………。」
黙って抱きついてくる夢璃。
ヤバい…。
「夢璃…?」
夢璃の顔を覗き込んだ。
「なっ…、…んんっ。」
黙ってキスをする俺。
「…可愛い。」
唇を離して俺が言った。
「馬鹿っ!」
夢璃が言う。
「馬鹿じゃないしっ♪夢璃好きー!」
そう言って、抱きしめる。
――ガチャっ
………え。
「まっ、ちょっ…えっ!?」
……何…?
「…あっ、祐璃だ。」
夢璃が俺に抱きつきながら言った。
「あっ祐璃だ、じゃねぇっ!
おっ…どうなってんだよっ!」
祐璃が驚いて言う。
「どうなってるって、こうなってるっ♪」
見てくださいと言わんばかりにくっつく俺。
「まっ…まじかよっ!?」
――バタンっ!
そう言って、祐璃が勢いよいドアを閉めた。