☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「相変わらず、騒がしい奴だね。」
俺は言った。
「うん。って…、ここ愁君の家だよね?」
あれ……?
「だよ…ね?」
俺は階段を下りてリビングに行った。
ドアを開けようとした時…。
「兄ちゃん、おばさんっ!
あのさ、俺がさっき愁二の部屋入ったら
夢璃と愁二が…っ!」
――バンっ!
ドアを勢いよく開けた。
「……祐璃君?」
俺が笑顔で祐璃を見た。
「う゛っ…。愁二さん…。」
祐璃が驚いて言う。
「早く言えよっ!」
兄ちゃんがせかす。
「いや…、だから…!!」
祐璃が言おうとしたら俺が祐璃の首を掴んだ。
「…なんで、祐璃がいるわけ?」
俺が言った。
「今日、夢璃の両親が
遅くなるから面倒見てやんの。」
お母さんが言う。
俺のお母さんは、基本口が悪い。
そんで、
夢璃の姉弟をからかうのが大好き。
「…そうなんだ。夜食べる?」
「そこが問題なのよっ!
いつもより多く作らなきゃいけないしさ。
面倒くさいー。」
お母さんが言った。