☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
――夢璃――

今日もいつものように、愁君と学校に向かう。


「もっと、夢璃と遊びたかったっ!」

「また、今度遊ぼうっ!」

「そうだね!」

愁君が言った。


靴箱で上履きに履き替えようとした時。

「………あ、れ?」

私は言った。

「どうした?」

「…上履き持ってくるの忘れたっ!」

私が苦笑い言う。


「あれ?夢璃、上履き持って帰ってた?」

「多分……。」


愁君は、よく見てるなって思った。

私だって、持って帰った記憶が全くないから。

「はい!」

愁君が上履きをぬいだ。

「えっ…、いいよっ!」

私は、言った。


「ダメっ!

夢璃が他の男から、上履き借りるかもしれないっ!」

愁君が言う。
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