☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
――愁二――

「どうしたの~?」

笑顔がムカついて仕方ない。


「夢璃の上履き、お前がやったの?」

「なんの事~?」

笑顔で言う。

「とぼけないでよ。
俺は、お前しかいないと思うんだけど?」


「ほら…、またそうやってあたしを疑うでしょ。

ってか、名前覚えてよっ♪」

そいつが言った。


もう名前とかどうでもいいんだけど。


「…お前じゃないかってば。」

「あたし、久美って言うの。
久美でいいよっ♪」

笑顔でまた言う。


「質問に答えて。」

「もうっ!そんなカリカリしなくていいじゃん?」

そう言って、俺に近づいてくる。


「…本当、キレるよ?」

俺は言った。

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