☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「あはは!」
そいつが笑顔で言う。
「…お前がやったんだろ?
さっきから、何がおかしいんだよ。」
俺が言った。
「やったって言ったらどうする?」
「まぁ、それなりにしてもらわないとね?俺の彼女だし。」
「ねぇ、それだけだと思ってるの?
この前の福島さんの机とか、
すごかったよっ♪」
「……は?」
「別れろって大きな字で書いてたのっ!
良い友達がいて良かったよねっ!
来る前に消してあげてたんだからっ!」
「それも、お前がやったんだ。」
「やっては、いないよ?
指示はしたけどね。」
「俺がキレてんの分かってる?」
「分かってるよ。
だから、面白いんじゃんっ。」
そいつが笑って言った。
……ムカつく。
―――ドンっ!!
「ふざけんのもいい加減にしてね?」
後ろの壁を叩いて言った。
「だから、やってはいないってば。」
そいつの声が変わった。