☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
「けど、指示はしたんだろ?」
「さぁね~。」
「殴られたい?」
俺は言った。
「……あ。」
そいつが右を見た。
何だよ。俺が右を向いた。
「すきありっ♪」
顔が近づいたと思ったら…、
なにしてんくれてんだよ…。
そいつを蹴っ飛ばした。
「いった~いっ!」
「やってくれるよね。」
俺は言った。
「いいじゃん、キスぐらい~!
お詫びだよお詫び~!!」
――バンっ!
「言ったでしょ。
夢璃になんかしたら、覚悟しとけって。」
俺は言った。
「殴るとか聞いてない~…。」
泣いてるし…。
「夢璃のとこ、行かなきゃ。」
教室に戻った俺。