☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

面倒くさい所を見られてしまった。


「浮気してるじゃん。」

松山先輩が言った。

「あれは、事故っ!
今、そいつを殴ってきた帰り。

それより、夢璃はっ!?」


「俺が、中井とキスしてたの見たって
言ったらどっか行った。

んで、桐谷とかが追いかけて行った。」


おい……。


「何してんスか。」

「はぁ…?お前が何してんだよ。
夢璃の事、ちゃんと分かってねぇのが悪いんだろ。

桐谷が行ったら、ヤバいんじゃねぇの。」

松山先輩が言った。


智希先輩…。


「行ってこよ。」

そう言いつつ、全力で走っていく俺。

夢璃大丈夫かな…。
結局、探して探しまくった結果。


図書室前の廊下で発見した。


「ゆっ…、」

夢璃と呼ぶのをやめた。

何してんの。

夢璃を見つけたと思ったら、
智希先輩に抱きしめられていた。

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