☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

でもさ…?


「夢璃だって、浮気してなかった?」

俺は言った。


「………してなぃよ?」

その、間は何だよ。


「…俺がいて浮気したんだ?」

「…ちがうもん。
愁君は、キスしてたんでしょ…?」

夢璃が涙声で言った。


「…あれは、事故。
アイツが無理やりしてきたんだし…。

俺が夢璃以外と、キスすると思う?」


すると、夢璃は少し悩んで頷いた。


「………え。」

思うんですか。

「…だって、愁君モテるもん。」

「俺は、夢璃一筋だし。」

俺は言った。


「…夢璃だって、愁君一筋っ!」

そう言って、甘えてくる夢璃。


「あとさ…、なんかあったらちゃんと俺に言って?」

俺は言った。

「……ごめんね。」

夢璃が俺を見て言う。

< 97 / 247 >

この作品をシェア

pagetop