短いながらにギュッとドラマが詰まっている作品です。
シリアスな場面にうつるたびハラハラとしてしまいますが、そんな中、胸キュンやドキドキするシーンもバッチリあります。
文学少女・高瀬さんと金髪少年・甲斐くんの恋を心底応援したくなりました。
夢を諦めるなと背中を押してくれた甲斐くんの心強さ。公園まで走ってきちゃう可愛さ。
守りたいもののためなら鬼にでもなっちゃいそうな不安定なところ。だけど悪に染まらないところ。
魅力的な登場人物にどんどん惹かれ、終盤は手紙に消された跡をみつけ、文字を読み上げたヒロインと同時に自分も涙を目に浮かべていました。
ラスト、そうであって欲しい展開だったので気持ちよく読み終えることができました。
素敵な作品をありがとうございました。