オットセイ
カウっぺは驚いたように瞳孔を見開き、こう怒鳴った。


クラスメイトの視線があたしたちに注がれる。


「あんたたちのせいであたしは『人殺し』になったのに、感謝しろっていうの!?


ふざけんなよ!あたしはいじめなんてやんない!アンタ達が間違ってたって、絶対思い知らせてやるんだから!」


そして踵を返し、ダッシュで席に戻っていった。


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