オットセイ
朝は、メイクは薄い方だったのだが、いまは口紅が塗りたくられ、


髑髏の大きなピアスを付け、アイシャドーとチークが塗られすぎてお笑い芸人のようだ。


やっぱり、どこかで遊んできたんだ...。


あたしが怒りから、蘭に話しかけようとすると、蘭はそれを振り払い、教卓に立った。


そして、クラスメイトを見渡し、自信満々でこう言ったのだ。


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