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あたしのせいだ。


あたしのせいで由梨がこんなにも傷ついてしまった。


どうにかしてロープを外すと、由梨の手首も足首も、真っ青になっていた。


長時間この体勢でいたため、すぐには動けずにいる。


「由梨、ゆっくりでいいよ。大丈夫だから」


あたしがそう言うと、由梨はあたしに体重を任せるようにしてゆっくりと動き始めた。


目には涙がたままっているけれど、泣いてはいない。


今の状況だってうまく理解できていないかもしれない。


あたしは由梨の体を支えて立ち上がらせると、一歩一歩歩き出した。


蓮が手を差し伸べようとしたので、あたしはそれを振り払った。


蓮をキツク睨み付ける。


「あんたなんか、大っ嫌い!!」


そう怒鳴ると、あたしと由梨は部屋を出たのだった。
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