イジメ.COM
☆☆☆
歩いて歩いて、あたしと蓮と由梨がたどり着いたのは町はずれにある小屋だった。
もう朝日が昇る時間、クタクタでもう一歩も歩けない。
「ここで、少し休ませてもらおう」
先を歩いていた蓮がそう言った。
小屋に明かりは灯っていなかったが、ドアには鍵がかかっていなかった。
そっとドアを開けてみるとそこには農機具が置かれていた。
「少しだったらいいよね」
由梨はそう言うと同時に倒れ込んでしまった。
あたしは由梨の横で編んだ藁を引っ張りだし、それを体にかけて横になった。
急速に疲れが体を包み込んでいく。
少しだけ眠ろう。
そして、また歩き出せばいい。
あたしたちはあっという間に深い眠りに落ちた。
この小屋が学校が用意した物で、この農機具がやがてあたし自身の武器となり、2人を攻撃するための道具になるなんて、思いせずに、深くやすらかな眠りについた……。
END
歩いて歩いて、あたしと蓮と由梨がたどり着いたのは町はずれにある小屋だった。
もう朝日が昇る時間、クタクタでもう一歩も歩けない。
「ここで、少し休ませてもらおう」
先を歩いていた蓮がそう言った。
小屋に明かりは灯っていなかったが、ドアには鍵がかかっていなかった。
そっとドアを開けてみるとそこには農機具が置かれていた。
「少しだったらいいよね」
由梨はそう言うと同時に倒れ込んでしまった。
あたしは由梨の横で編んだ藁を引っ張りだし、それを体にかけて横になった。
急速に疲れが体を包み込んでいく。
少しだけ眠ろう。
そして、また歩き出せばいい。
あたしたちはあっという間に深い眠りに落ちた。
この小屋が学校が用意した物で、この農機具がやがてあたし自身の武器となり、2人を攻撃するための道具になるなんて、思いせずに、深くやすらかな眠りについた……。
END