イジメ.COM
☆☆☆

放課後になり、あたしは不良メンバーたちと接触をした。


鞄が残っている拓巳以外は放課後になれば戻って来るとわかっていたから、教室で蓮と２人待っていたのだ。


菜々花と朱音は、朱音の両親にどう説明するかを考えるために、先に帰って行った。


なにせ、サイトのことは口外できないのだ。


言葉を選びながらどう説明していけばいいのか、しっかり考えておかないといけない。


「なに？　蓮と里佳も一緒に遊びに行く？」


由梨がそう聞いてくる。


「ううん、そうじゃないの。真面目に授業を受けた方がいいんじゃないかと思って、由梨たちと話がしたかったの」


あたしがそう言うと、由梨は口をポカンを開け、そして同時に笑いだした。


由梨と仁と玲央の笑い声が教室内に響き渡る。


冗談だと思われても仕方がないと思っていた。


「本気なんだぞ」
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