イジメ.COM
☆☆☆
久しぶりに来たゲームセンターは思ったよりも楽しかった。
はじめてのゲームに挑戦してみたり、蓮と競争してみたり。
気が付けば1時間があっという間に過ぎていて、気分もすっかり晴れていた。
ゲームに熱中するだけでこんなに気分が変わるとは思っていなかった。
「結構楽しかったな」
ゲームセンターから出て蓮がそう言った。
空はオレンジ色に近づき始めている。
「そうだね。また来てもいいかも」
そう返事をしてから、蓮がまたあたしの手を握っていることに気が付いた。
途端に蓮を意識してしまい、顔を逸らせる。
「手、嫌?」
蓮に聞かれて、あたしは左右に首を振った。
ただ恥ずかしかっただけだ。
2人でのんびりと歩いていると、ゲームセンターの賑やかさはどんどん遠のいていく。
「あのさぁ里佳」
静かな通りへと出た時に蓮がそう言って立ち止まった。
手を繋がれているあたしも同時に立ち止まる事になる。
久しぶりに来たゲームセンターは思ったよりも楽しかった。
はじめてのゲームに挑戦してみたり、蓮と競争してみたり。
気が付けば1時間があっという間に過ぎていて、気分もすっかり晴れていた。
ゲームに熱中するだけでこんなに気分が変わるとは思っていなかった。
「結構楽しかったな」
ゲームセンターから出て蓮がそう言った。
空はオレンジ色に近づき始めている。
「そうだね。また来てもいいかも」
そう返事をしてから、蓮がまたあたしの手を握っていることに気が付いた。
途端に蓮を意識してしまい、顔を逸らせる。
「手、嫌?」
蓮に聞かれて、あたしは左右に首を振った。
ただ恥ずかしかっただけだ。
2人でのんびりと歩いていると、ゲームセンターの賑やかさはどんどん遠のいていく。
「あのさぁ里佳」
静かな通りへと出た時に蓮がそう言って立ち止まった。
手を繋がれているあたしも同時に立ち止まる事になる。