運命の人
「つまり七海は責任を感じてるんでしょ
悠斗から大好きだったサッカーを奪って
こんな事件に巻き込んで
こんな状況で悠斗をふったら、悠斗がかわいそうだと思ってるんでしょ?」



バッチリ当たってる。



七海はゆっくり首を縦にふった



「七海らしい考え方だね!!
あたしはどれだけ七海が大和の事を好きだったか知ってる。
けどそれと同じぐらい悠斗の事を大事に思ってたことも知ってる。
ここから先はあたしは口を出さない。
七海が自分で決めたらいいと思う
けど、1つ覚えておいて!!
七海がどっちを選んでも傷つく人がいる事を
あとは後悔しないって約束して」



「うん。約束する。
ひなたには悪いけど、七海は悠斗を選ぶ」






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