運命の人
もっと長い間繋いでいたかった。



って何考えてるんだろ



好きでもないのに…




 ス  キ




そのたった2文字が頭の中でグルグルと回る。



「待たせてゴメン。翔が最後に観覧車乗りたいからそこで合流って事になったんだ
だから観覧車の所まで行こうぜ」



そう言って大和はもう1度七海の手を握ってくれた。



大和は七海の事をなんとも思ってないかもしれない



けどそれだけで、心臓がどんどん早くなっていく。



「ななみぃ」



観覧車の近くに行くと翔とひなたが手を振っている。



パッ
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