Sweet Love
「それじゃあ、ここにあるお洋服どんどん気に入ったのがあれば手に取ってみて」
愛香さんはにこりと柔和な笑みを浮かべた。
「はい!」
しばらくハンガーを取って見たりを繰り返してみるが、優柔不断なのかスパッと決まらない。なかなか決まらないあたしに、愛香さんは話し掛けた。
「ねえ、裕子ちゃんは何色が好き? 好きな素材とか、ある?」
「好きな色は、えっと…、黒と白とあと、グレーです。素材は、やっぱりデニムとか……好きです」
「…デニムね。デニムのショートパンツとかどう? 裕子ちゃん、若いんだし」
愛香さんが、そう言ってデニムのショートパンツをいくつか手に持ち、それをズラッとガラスケースの上の台に並べ出した。
「す、凄いですね」
あまりの種類の多さに思わず目が点になってしまう。
「色々あるのよ、デニムって。デニムの種類って、尽きることはないってわたしは思うの。わたしもデニムは永遠に好き」
「…わたしも多分デニムがないと生きていけないかも知れないです」
…凄いな。愛香さんって。
お洋服本当に大好きなんだなあ…。
「わたしも、多分生きていけない。あ、…どれがいい?」
「愛香さんに決めてもらいたいです!」
「それじゃあ、これは? クラッシュデニムのショートパンツ。ウエストもゴム入ってるからすっごく楽なのよ、これ」
愛香さんが選んでくれたのは、ブルーのクラッシュデニムのショートパンツだった。
「じゃあ、それにします!!」
「オッケー。じゃあ、あとはトップスね。裕子ちゃん、白好きって言ってたからこういうのは? コットンのブラウス。肌触りいいのよ、これ。わたしのおすすめ」
愛香さんが再び手に取った洋服をあたしに渡す。
「か、可愛いですね、これ」
そのブラウスは、胸元と袖の部分と裾に小さなお花の刺繍が施されていた。胸元もそんなに開いてないし、何よりシンプルだから、これならあたしでも着れそうだ。
「愛香さん、これにします!」
「じゃあ、決めたお洋服で一回試着してみましょうか」
身に付ける小物や、サンダルまで愛香さんに決めてもらい、あたしはそれを試着室で身に纏う。
愛香さんはにこりと柔和な笑みを浮かべた。
「はい!」
しばらくハンガーを取って見たりを繰り返してみるが、優柔不断なのかスパッと決まらない。なかなか決まらないあたしに、愛香さんは話し掛けた。
「ねえ、裕子ちゃんは何色が好き? 好きな素材とか、ある?」
「好きな色は、えっと…、黒と白とあと、グレーです。素材は、やっぱりデニムとか……好きです」
「…デニムね。デニムのショートパンツとかどう? 裕子ちゃん、若いんだし」
愛香さんが、そう言ってデニムのショートパンツをいくつか手に持ち、それをズラッとガラスケースの上の台に並べ出した。
「す、凄いですね」
あまりの種類の多さに思わず目が点になってしまう。
「色々あるのよ、デニムって。デニムの種類って、尽きることはないってわたしは思うの。わたしもデニムは永遠に好き」
「…わたしも多分デニムがないと生きていけないかも知れないです」
…凄いな。愛香さんって。
お洋服本当に大好きなんだなあ…。
「わたしも、多分生きていけない。あ、…どれがいい?」
「愛香さんに決めてもらいたいです!」
「それじゃあ、これは? クラッシュデニムのショートパンツ。ウエストもゴム入ってるからすっごく楽なのよ、これ」
愛香さんが選んでくれたのは、ブルーのクラッシュデニムのショートパンツだった。
「じゃあ、それにします!!」
「オッケー。じゃあ、あとはトップスね。裕子ちゃん、白好きって言ってたからこういうのは? コットンのブラウス。肌触りいいのよ、これ。わたしのおすすめ」
愛香さんが再び手に取った洋服をあたしに渡す。
「か、可愛いですね、これ」
そのブラウスは、胸元と袖の部分と裾に小さなお花の刺繍が施されていた。胸元もそんなに開いてないし、何よりシンプルだから、これならあたしでも着れそうだ。
「愛香さん、これにします!」
「じゃあ、決めたお洋服で一回試着してみましょうか」
身に付ける小物や、サンダルまで愛香さんに決めてもらい、あたしはそれを試着室で身に纏う。