世界が黄金に輝くとき
タイトル未編集
「いってきまーす!」


元気よく玄関の扉を開き、外へ駆け出す。


今日から11月。空気はすっかりと秋の気配を漂わせている。
高校に入学して半年が過ぎた。
入学してからは特に変わった出来事もなく、ごくごく平凡な日常をおくっていた。


今までの人生も平凡そのものだった。
だからと言って、何か刺激が欲しい訳でもない。
安定してごくごく普通な生活をおくるだけで十分満足している。


< 1 / 11 >

この作品をシェア

pagetop