最低男子






時間は残酷なもの。




出来れば来てほしくない。


という、

時間はあっという間に来る。







少し早めに家を出て、ゆっくり歩いて駅まで向かうと既に大地の姿があった。








『ご飯食べに行こう』

「うん、何食べたい?」

『ファミレスでいいんじゃない?』

「うん、いいよ」







大地の優しさはこういう所。

私に主導権を与えてくれる。




でも、その優しさも今は、何も感じなくなてしまった。








ゴメンね、大地。

許してくれるかな。







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