最低男子
2時間の道のりは寝て過ごした。
寝たら、あっという間。
これはバイトをしてから、身についた技。
どこでも寝れるタイプではないけど…バイトと思うと、現実逃避で寝られてしまう。
店に着くと意外とお客さんがいて驚いた。
陸目当て?
と、思いきや…そうでもなさそう。
それを1人で回してしまう陸は凄い。
私は陸に気付かれないように、事務所まで全速力で走った。
事務所に行くと…誰もいなかった。
店長は違う店舗にヘルプらしい。
小さな事務室だけど、1人という事もあり、くつろいでいた。