最低男子
陸はサーフィン終了後にそのままバイトに直行するため、8時前に店で待ち合わせ。
…と、なった。
余裕をもって10分前に家を出て…のんびり、歩いて…お店に向かった。
ら、既に陸の姿があった。
陸の第一声はまさかの「遅い」だった。
『すいません』
一応、お仕事上は先輩だから謝る。
でも、この偉そうな感じがうざかった。
初日は優しくて、気遣いできる男だったけど…深く関われば関わるほどこういう人。
日が立つにつれて…
少しずつ、本性が現れ始めた。