最低男子
陸に会うたびに、鮮明にあの事を思い出して怒りが芽生える。
さすがに、
えりみたいに笑顔で仕事はできなかった。
そういう時に限って店長から2人でやる仕事をさせられる最悪な事態。
「陸と本店に荷物を取ってきてほしい」
って、
自分で取りに行けよとも思う。
だからと言って断るわけにはいかない。
だって、
私と陸が険悪な仲なのは、店長にとっては関係ないから。
それに、これは仕事。
いちいち、断っていたらキリがない。