最低男子
なかなか私に会おうとしてくれない陸。
同じバイトをしていても、
違う時間帯だと、
こんなにも会えないんだなと実感した。
「紗菜」
って名前を呼んで、抱きしめてほしい。
体目的でも、何でもいいから…抱かれて、少しでも陸の存在を感じたかった。
そのくらい私は陸不足だった。
それを陸はわかってない。
陸は私を必要としていない。
それを凄く感じさせられる時間だった。
陸の事を考えても、行き着くのは『早く会いたい』って事。
同じ屋根の下で住んでるのに…
同じ職場で働いてるのに…
こんなに会えない事があるの?
『もうよくわからないわ〜』