最低男子




久しぶりに陸との仕事。



同じ空間に…一緒にいる事が嬉しかった。

陸は何とも思ってないと思うけど…







「いらっしゃい!久しぶり」

「陸さん!会いたかったですよ。」

「俺も会いたかったです」

「どこに行ってたんですか?」

「いろいろ、忙しくて…」





たまたま見てしまったこの感じ。



とても、気まずくて…

見てる事ができず、2階に逃げてきた。






けど、特にやる事はない。






『あの人、何なの。誰?』





でも、2階に行っても…陸と女の人の笑い声は変りなく聞こえる。







必死に洋服をたたみ直したり、

在庫の確認をしたり…




陸の事を考えない方向にと、考えてたけど…この時点でもう考えている。






私、どんだけ陸の事好きなんだろう…

自分にイラついた。






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